ニッカウヰスキーの余市に続く第2の蒸溜所として、1966年に創設されました。
蒸溜所が位置するのは、宮城県と山形県との県境に近く、新川と広瀬川が合流する豊かな水と緑に恵まれた土地です。新川の水で「ブラックニッカ」の水割りをつくり、それを飲んだ竹鶴政孝が、この地での蒸溜所建設を即断したといわれていて、それを記念にした記念碑が川のそばに建てられいます。
小さなポットスチルで石炭直火を行い力強い個性をもつ余市に対し、宮城峡蒸溜所で大型のバルジ(ボール)型ポットスチル8基でスチールによる間接加熱を行い繊細で華やかなモルトウイスキー原酒を生んでいます。
さらに、ニッカウヰスキーではグレーンウイスキーの向上を目指し、1963年にカフェ式(コフィー式)連続式蒸留器を当時の西宮工場に導入しました。その連続式蒸留器は1999年宮城峡蒸溜所へと移され、現在ではスコットランドでも稀な存在となった、カフェ式蒸溜器によるグレーンウイスキーやモルトウイスキー、さらに、カフェウォッカやカフェジンの製造も行っています。
交通アクセス
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◼️住所 宮城県仙台市青葉区ニッカ1番地
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【電車】仙山線作並駅からバスで(仙台市営バス仙台駅前行き/ニッカ橋停留所下車) ※土日祝は、JR作並駅から無料シャトルバス運行
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【車】東北自動車道仙台宮城ICから車で約30分
ニッカ宮城峡蒸留所